2022年9月5日

これまでの調査で、遺構は縄文時代の落とし穴と考えられる溝状土坑21基、縄文・奈良時代の土坑15基、奈良時代の竪穴建物跡2棟を検出しました。遺物は縄文時代の土器・石器、奈良時代の土師器が10箱出土しました。
縄文時代には狩猟場、奈良時代には居住域であったと考えられます。
写真は遺跡の全景(北東から)
2022年8月1日

奈良時代の竪穴建物跡です。一辺の長さが約6mの隅丸方形をしています。カマドは北壁(写真上)のほぼ中央に作られていました。
竪穴建物跡の床面では、柱穴と壁溝、西壁から延びる間仕切り溝を検出しました。また、床面からは炭化した建築部材と土師器(はじき)が出土しました。

北東隅からまとまって出土した土師器です。坏(つき)や甕(かめ)が壊れた状態で出土しています。これらの時期は8世紀後半から末と考えられます。
2022年7月4日

土坑から縄文時代早期後葉の土器が出土しました。

反対側から撮影した土器の拡大写真です。
2022年6月6日

遺構検出作業を進めています。

新たに古代の住居跡が1棟見つかりました。この他、縄文時代の落とし穴や土坑も見つかっています。
2022年5月17日

調査開始後、1週間、人力での掘り下げが順調に進んでいます。

古代の住居跡が見つかりました。(ロープ手前の黒い部分)
2022年5月10日
発掘調査を開始しました。

開始式を行いました。

重機で表土を除去します。

表土の下は人力で掘り下げていきます。