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鉢森平(7)遺跡
2022年11月9日
今年度調査の最終段階で、新たな土製品が出土しました。出土地点は土坑上部になりそうですが、まだ掘っていません。この土製品、実は・・・
土偶の顔でした。目と口がわずかに湾曲しており、優しくほほえんでいるように見えます。
上記の土偶もお披露目となった10月23日(日)、七戸町教育委員会世界遺産対策室主催の「二ツ森貝塚ふれあいまつり」展示コーナーで発掘調査速報を行い、短い時間ながら、総数151名の方に見学いただきました。開始直後から多くの方が来場されましたが、密を避けるための入場制限をかけることなく、ゆっくり見学いただけました。ご来場いただけなかった方は、12月10日・11日に青森市で開催予定の遺跡報告会で再び展示予定ですので、ぜひお越しください。
◆PDFファイルダウンロード
『鉢森平(7)遺跡』発掘調査速報配布資料【A3判2ページ 容量:約2MB】
鉢森平(7)遺跡の今年度調査は、10月28日(金)をもって終了しました。写真は遺跡上空から見た紅葉の八甲田山です。なお、画面中央下側の白いテント付近は来年度継続して調査を行う予定です。
発掘調査速報(二ッ森貝塚館) 2022年10月23日
鉢森平(7)遺跡の立地環境から現地見学会の開催が難しいため、10月23日(日)に七戸町教育委員会世界遺産対策室主催の「二ツ森貝塚ふれあいまつり」展示コーナーで発掘調査速報を行います。鉢森平(7)遺跡を身近に感じていただけるよう、遺物やパネルで最新情報を展示予定です。展示室内が最大15人までとなっており、上限を超えた場合は入室制限を行うことがあります。
◆PDFファイルダウンロード
『二ツ森貝塚ふれあいまつり』【A4判1ページ 容量:約5.8MB】
2022年9月9日
9月9日(金)に天間林小学校6年生50名が「小学生による縄文遺跡と地域の文化財体験事業」の一環として体験発掘を行いました。参加してくれた皆さんの笑顔と涙がとても印象的でした。
調査区中央の平坦面の近くへと調査は進んできました。残りの良い土器や土偶が出土するようになり、集落の中心部へと近づいているようです。写真は「切断蓋付土器(せつだんふたつきどき)」と呼ばれるものです。口のすぼまった壺の上部を水平に切断してから焼き上げた土器です。そのため、切断面の上下がぴたりと合います。さらに上下をつなぐ突起のような紐通し穴が、切断部分の上方に見えます。土器の表面には赤い顔料が確認できます。
2022年9月5日
鉢森平(7)遺跡周辺でも道路工事が本格的に始まりました。暑い日が続きますが、午後は木陰が調査区に延びるようになり、木漏れ日の下での作業となりました。
調査は南側の斜面地から北側の平坦面へと進んでいます。写真は平坦面に近い地点から、磨製石斧が4点まとまって出土したところです。
2022年8月1日
調査区南側緩斜面地の調査を引き続き進めています。大型の土坑から、縄文時代後期前葉の土器が多く出土しています。
完全な形の土器も含まれています。
2022年7月4日
二ツ森川に面した急斜面地から一段上がった緩斜面地に調査範囲を広げました。ここでも縄文時代後期前葉の土器が多く出土しています。
2022年6月6日
二ツ森川に面した斜面地を調査しています。縄文時代後期前葉(約4000年前)の土器が多く出土しています。
2022年5月10日
発掘調査を開始しました。