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弥栄平(1) 野脇(1) 吉田 法光寺 駒木(2) 樽沢村元(3)

弥栄平(1)遺跡


2025年12月02日

 11月28日で弥栄平(1)遺跡の今年度の発掘調査が終了しました。 最終的に37棟の竪穴建物跡をはじめ、縄文時代中期末葉から後期初頭の多くの遺構や遺物が出土しました。本地域の縄文文化を理解することができるよう、今後整理作業を進め、調査成果をまとめていく予定です。 12月20日(土)、あおもり発掘フェア2025で、調査状況をご紹介しますので、青森県総合社会教育センター(青森市)に、ぜひともお越しください。
調査終了全景
調査終了時の状況

2025年11月21日

 今回の調査では、直径4~5mと直径2~3m規模の2種類の竪穴建物跡が、35棟以上発見されました。 写真のように、多くは壁際に炉がつくられており、石囲炉(いしがこいろ)や地面だけが焼けている地床炉(じしょうろ)があります。また、柱穴や壁際に溝を巡らす構造をもつものもみられます。
石囲炉
石囲炉検出状況

2025年10月22日

 貯蔵穴や墓などに利用されるフラスコ状土坑の上面から、10cmに満たない小石が集中して見つかり、その下から完全な形の土器も出土しました。小石は同じような形の石で約80個確認されました。土器は鉢で、何らかの儀式が行われた痕跡なのかもしれません。
 出土状況
出土状況

2025年10月22日

 9月27日に現地見学会を開催しました。尾駮沼と鷹架沼に挟まれた段丘上に縄文時代中期末葉から後期初頭(約4,000年前)を中心とした集落跡や狩猟場の調査成果や出土遺物を紹介しました。当日は県内外から80名を超える見学者が訪れ、当時の暮らしの様子を知ってもらうことができました。
 見学会の様子1
見学会の様子

 見学会の様子1
見学会の様子

 見学会の様子1
見学会の様子
 現地見学会 配布資料  ← 現地見学会の資料のPDFデータはこちら  

2025年09月17日【弥栄平(1)遺跡の現地見学会を9月27日(土)に開催します!】

 いろいろな遺構・遺物が見つかっている弥栄平(1)遺跡の発掘調査成果を、広く県民に公開する現地見学会を、令和7年9月27日(土)に開催します。 調査担当者が、発掘現場の成果を解説したり、出土遺物を展示します。実際に発掘調査現場に立つことができる数少ない機会ですので、詳しくはチラシをご覧いただいて、ぜひお越しください。          

ちらし

 

 現地見学会の お知らせ  ← チラシのPDFデータはこちら  

2025年09月12日

 1棟の竪穴建物跡の床面の2か所から、複数の石器がまとまった状態で発見されました。写真は、そのうちの1か所です。磨製石斧(ませいせきふ)が多く、そのほか石箆(いしべら)や製作途中の石器と考えられるものがあり、さまざまな石材が用いられています。
 袋の中に保管してあった石器が、袋だけ腐ってなくなり、むき出しになった可能性もあります。
 石器の出土状況
石器の出土状況

2025年08月05日

 調査区の一番高いところから、縄文土器の壺が押しつぶされた状態で出土しました。 写真は壺を上から見たところで、口の部分を中心に放射状につぶれています。縄文時代後期初頭(今から約4,000年前)の土器で、口の部分には把手(とって)がつけられており、胴部は粘土ひもで四角く区切られたり、円形の文様が施されたりしています。
 石囲炉出土状況
縄文土器の壺出土状況

2025年07月01日

 調査を進めていくと、石囲炉が出土しました。縄文時代の竪穴建物跡に付属する炉跡で、河原石を円形に並べてつくっています。 この時期の石囲炉は建物跡の中心付近に設置されることが多く、縄文人がここで火をたいて、明かりや暖をとったり、料理をつくったりしていたことが想像されます。
 石囲炉出土状況
石囲炉出土状況

2025年06月12日

 調査区西部で、多くの遺物が出土しています。 写真のように、一つの土器がそのままつぶれたような状態のものや、意図的に埋めたと考えられるものも発見されています。今後も、縄文人の活動の一端を明らかにする、さまざまな発見が期待されます。
遺物出土状況
遺物出土状況

2025年05月08日

 六ヶ所村大字尾駮字表舘にある弥栄平(1)遺跡で、5月8日から発掘調査が始まりました。 すがすがしい晴天のもと、遺構の確認作業などを開始しました。弥栄平(1)遺跡では、これまでに縄文時代後期初頭(約4,000年前)頃の人骨入りの甕棺が発見されており、今回の調査でも新たな発見が期待されます。
遺構検出状況1
作業風景