タイトル

川守町 吉田 林ノ後 大栗山 古釜谷平(2)

つがる市吉田遺跡

2024年08月24日

 8月24日(土)に現地説明会を開催します。 調査では平安時代の溝跡や柱穴、土坑が見つかり、土師器・須恵器のほか、ムシロ等を編む際に糸に下げる「おもり」となる菰槌(こもづち)など、当時の生活がうかがえる木製品も出土しています。確認された遺構や出土遺物が間近で見られる貴重な機会となりますので、ぜひ現地へお越しください。詳しくはチラシをご覧下さい。         

 

ちらし

 

 現地見学会の お知らせ  ← チラシのPDFデータはこちら  

2024年07月18日  

 発掘調査開始後、1か月半が過ぎました。現地では溝跡(みぞあと)や土坑(どこう:地面に掘った穴)などの遺構(いこう)が多数見つかっています。 これらの遺構の中からは平安時代の土器のほか、低地の遺跡なので、通常は腐ってしまう木製品も見つかっています。

発掘作業風景1

 溝跡から箸とみられる木製品が見つかりました 

発掘作業風景1

 こちらは舟をこぐ櫂(かい)に似た形の木製品が見つかった深さ1mぐらいの土坑の調査状況です。調査している人は大変そうですね。上の写真の溝跡とこちらは平安時代の可能性があるものと考えています。


2024年06月04日  

 吉田遺跡の発掘調査が始まりました。午前中は今にも雨が降りそうでしたが、午後は晴れ間ものぞく天気となりました。これまであまり調査が行われていない、比較的標高の低い場所にあり、周囲には広大な津軽の水田風景が広がっています。今後は普通の遺跡では出土しない木製品の出土が期待されます。

発掘作業風景1

 作業状況