むつ市川守町遺跡
2024年09月27日
川守町遺跡の発掘調査が終了しました。調査の結果、縄文時代前期後葉から中期前葉(約5,500年前)と縄文時代中期末葉から後期初頭(約4,100年前)に集落が営まれたことが判明し、竪穴建物跡5棟・土坑62基などが確認されました。また、1基だけですが、縄文時代の落し穴と考えられる溝状土坑が確認され、この地が狩猟場としても使われていたことが判明しました。
2024年09月07日
9月7日に現地見学会を開催しました。青空のもと、陸奥湾を望む台地縁辺に営まれた縄文時代中期末葉から後期初頭(約4,100年前)と縄文時代前期後葉から中期前葉(約5,500年前)の集落跡を見学し、出土遺物を手に取ってもらいました。 この地を拠点に、海や山で活動した縄文時代の人々に思いを馳せ、身近に感じたひと時だったのではないでしょうか。
現地見学会 配布資料開会式
縄文時代中期末葉から後期初頭の竪穴建物跡
縄文時代前期後葉から中期前葉の竪穴建物跡
出土品展示
2024年09月06日
9月6日に大湊小学校の1年生から4年生を対象とした現地見学会を開催しました。約5,500年前の竪穴建物跡の中で、踏みしめられた床や炉までの距離を体感してもらいました。 子供たちは、炉を囲んだ家族の団らんや煮炊きをしてごはんを作る縄文時代の風景に思いを巡らせていました。
大湊小学校現地見学会
2024年09月02日
9月7日(土)に現地見学会を実施します。川守町遺跡は縄文時代前期から後期(5,500~4,100年前)の遺構や遺物が確認されています。当日は竪穴建物跡や調査で出土した土器などを見ることが出来ます。詳しくはチラシをご覧下さい。
現地見学会の お知らせ
2024年08月09日
縄文時代前期後葉から中期前葉(約5,500年前)と考えられる竪穴建物跡です。平面は円形で大きさは3mほど、地床炉とテラスが作られています。
2024年08月02日
南西側の台地縁辺で、縄文時代前期後葉から中期前葉(約5,500年前)と考えられる竪穴建物跡が1棟確認されました。夏の日差しの中で、調査が進められています。
2024年07月18日
7月18日に大湊小学校の5年生と6年生が発掘を体験しました。縄文土器や石器が発見されると、川守町遺跡は子供たちの歓声と笑顔であふれていました。
大湊小学校の発掘体験の様子
2024年06月28日
竪穴建物跡の周辺からは、土坑や小穴が確認されました。土坑には深さ1mほどで、断面がフラスコ状のものもあります。
フラスコ状土坑の調査状況
2024年06月14日
表土と遺物包含層の掘削作業です。切り株が多く大変ですが、みなさん奮闘中です。
2024年05月30日
南西側の台地縁辺で、縄文時代中期末葉から後期初頭(約4,100年前)と思われる竪穴建物跡が3棟確認されました。平面形は円形で石囲炉が作られているものもあります。
竪穴建物跡の調査状況
2024年05月08日
川守町遺跡の発掘調査が始まりました。本遺跡はむつ市役所の南西約4㎞、陸奥湾を望む釜臥山の麓に位置しており、周辺には縄文時代前期・後期の遺跡が分布しています。試掘調査では、縄文時代の遺構・遺物が確認されており、発掘調査によりその内容が少しずつ明らかになることでしょう。
作業状況