現場事務所前に集合していよいよ開始です!
イベント
夏休みに考古学者になろう!(2019)
第18回「夏休みに考古学者になろう!―発掘調査・出土品整理・研究体験―」を開催しました
1日目 発掘体験
2019(令和元)年7月24日、七戸町猪ノ鼻(1)遺跡を会場に、計30名の参加者を迎えての開催となりました。調査担当から遺跡の説明を聞いた後、実際に遺跡を掘る体験を行いました。参加者の皆さんは、心配していた雨に濡れることはありませんでしたが、実は解散30分後に遺跡は大雨になったんです。本当に良かったです!
担当職員から調査の成果を踏まえた猪ノ鼻(1)遺跡の概要を聞きます。
大型の竪穴建物跡を囲み、古代の解説を聞きます。
縄文時代の解説
川を見下ろす場所に位置する竪穴建物跡を囲み、縄文時代の解説を聞きます。
実際に掘ってみよう!1
実際に掘り始めると土の中から様々なものが顔を出します。「これ何ですか?」の声がたくさん聞かれました。
実際に掘ってみよう!2
グループ毎に掘る場所が分かれます。中には「遺跡速報」で紹介したような発見をした子もいました。こればかりは全員平等とはいかないのですが、逆に発掘の醍醐味でもあります。
遺物展示
猪ノ鼻(1)遺跡から出土した遺物を事務所に展示しました。昼休みや終了時に参加者が熱心に観察していました。
1日目発表会
最後に、今日学んだこと、感じたことを一人ずつ発表してもらいました。
2日目 出土品整理・研究体験
2019(令和元)年7月25日、七戸町中央公民館を会場に、計14名の参加者を迎えての開催となりました。土器の接合・復元体験、拓本体験、そして圧痕レプリカ作成体験を行いました。
開始の挨拶
七戸町中央公民館2階第1研修室をお借りして行いました。
土器の接合・復元体験
本物の土器を組み立てていきます。
拓本体験
画仙紙と呼ばれる紙で土器を包み、拓墨をたんぽにつけて、少しずつ文様を浮き上がらせます。
圧痕レプリカ作成体験1
最新の研究にもチャレンジです。土器についた種子の圧痕をシリコンで型取りして調べます。まずはシリコンを素早く均一に混ぜ合わせます。
練習用の体験セットを使用しています。細かいところには注射器を使ってシリコンを流し込みます。
圧痕レプリカ作成体験3
製作した圧痕レプリカを袋に入れ、内容を書き込みます。
遺物展示解説
シリコンが固まるまでの間、七戸町教育委員会の髙部主事に、七戸中央公民館2階に展示している二ッ森貝塚の遺物やパネルを解説していただきました。
2日目発表会
最後に、今日学んだこと、感じたことを一人ずつ発表してもらいました。