発掘調査速報

むつ市酪農(3)遺跡

2021年8月5・6日

現地見学会を開催しました

 8月5日・6日、酪農(3)遺跡の現地見学会を行いました。

 発掘調査現場では、現在、縄文時代後期初頭~前葉(今から約4,000年前)の環状列石や列石に伴う組石遺構、斜面捨て場の調査を進めています。見学会では、環状列石を構成する礫や、捨て場から出土した遺物などを、解説を交えながら間近でご覧いただきました。

新型コロナウィルス感染症対策として、遺物や写真パネル展示コーナーはご用意できませんでしたが、現場見学コース内にて出土した土器や石器を紹介しました。参加人数を限定しての開催となりましたが、約70名と多くの方にご来場いただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

別画面で当日配布資料をご覧いただけます。こちらをクリックするとダウンロードできます。(pdf形式:1.1MB)



特殊な遺物が出土しました。
  酪農(3)遺跡では、昨年度と合わせて、これまでに段ボール箱で約300箱の遺物が出土しています。その中でも、最近出土した面白い遺物を紹介したいと思います。
 穴が開いたお盆状の土製品と、4点の分銅形の土製品が出土しました。どちらの遺物も、これまでにあまり類例がない遺物と考えられます。お盆状の土製品は、土器の蓋、大型の円盤状土製品などの可能性がありますが、穴が開いているものは珍しいです。また、この穴の部分に分銅形土製品の先端がぴったり合うことや、お盆状の土製品と分銅形土製品のうち2点が捨て場の同じ場所から出土したことから、一緒に使っていた可能性もあり、注目されます。


現地見学会【終了】
むつ市酪農(3)遺跡 現地見学会のお知らせ

2021年7月21日

現地見学会開催のお知らせ

1.開催日時
 令和3年8月5日(木)・6日(金)
 【1回目】受付:10:30~10:50
      説明:11:00~11:15
 【2回目】受付:12:30~12:50
      説明:13:00~13:15
 【3回目】受付:13:30~13:50
      説明:14:00~14:15

2.その他
 〇事前のお申し込みは不要です。
 〇出入り口の開放は10:20~15:00までです。
 〇雨天等により見学会を中止する際は、青森県埋蔵文化財調査センターホームページで当日9:00頃までにお知らせします。来場前にご確認ください。
 〇詳細はこちらをご覧ください。



2021年7月5日

 昨年度、酪農(3)遺跡からは縄文時代後期前葉(約4,000年前)の環状列石が検出されていました。

写真①写真上方が北
写真①ー1

 今年度は環状列石と捨て場を調査対象として6月15日から発掘調査が開始されました。


写真①ー2

 新たに環状列石の外側に直線的に伸びる列状の配石を2カ所検出し、計3列あることが分かりました。

写真②

 また、列石内にある配石の調査にも着手しました。配石の内部と外側に土器を埋めている状況が分かってきました。

写真③

 斜面に形成された捨て場の調査では、縄文時代後期初頭から前葉までの土器や石器、土・石製品などが出土しています(写真④~⑦)。土器は破片での出土が多く、動物形の装飾品と思われるものが出土しました(写真⑦)。欠損状況から土器に貼り付けられていたものと推察され、形状からクマを模したものとも考えられます。 製品が出土するのは大歓迎なのですが。。。ここ最近でも現場のすぐ近くでクマの目撃情報があり、調査担当者としては発掘現場に現れないことを願うばかりです。

写真④

 

写真⑤

 

写真⑥

 

写真⑦

2021年6月15日

 むつ市酪農(3)遺跡の調査が始まりました。

調査区遠景(南から)

調査区の状況

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