発掘調査速報

むつ市上野平遺跡

2020年12月4日 調査成果報告

  

 上野平遺跡では、平安時代の竪穴建物跡や同時代もしくはそれ以降と思われる土坑3基・焼土遺構4基が確認され、平安時代の土師器・土製支脚(しきゃく)のほか、縄文土器・石器が出土しました。調査区北東隅から検出された平安時代の竪穴建物跡は、土層断面から、縮小して建て替えられたものと考えられます。過去の調査では、平安時代の塩づくりに関連する遺構・遺物は確認されていたものの、当時の人々が住んでいた建物跡や場所は確認されていませんでした。今回検出された竪穴建物が、塩づくりの遺構・遺物と関連をもつのか、今後の検討課題となります。

  

 詳細を掲載したPDFファイル[軽量版]をダウンロードできます。ぜひご活用ください。【A4判1ページ 容量:約1MB】

むつ市上野平遺跡12月4日

竪穴建物跡調査状況(南から)

むつ市上野平遺跡7月30日1枚目竪穴建物跡調査状況 むつ市上野平遺跡7月30日2枚目遺跡遠景

2020年7月30日

上野平遺跡の発掘調査は7月17日に終了しました。
平安時代の竪穴建物跡1棟のほか、土坑3基・焼土遺構4基確認され、縄文時代・平安時代の土器・石器が段ボール箱で4箱出土しました。
約1,000年前、宿野部川近くの陸奥湾を臨む場所で、人々が生活していたことが明らかになりました。

むつ市上野平遺跡7月8日

2020年7月8日

調査区の北東隅で平安時代の竪穴建物跡を1棟確認しました。過去の発掘調査で平安時代の塩づくりに関連する遺構・遺物は見つかっていますが、当時の人々が住んでいた場所は確認されていませんでした。この建物跡と塩づくりを行っていた人々との関連をこれから調べていきます。

むつ市上野平遺跡6月3日

2020年6月3日

表土から30㎝掘り下げたところ、土坑や焼土遺構が確認されました。写真の土坑には、堆積土上位に白頭山-苫小牧火山灰と思われる火山灰が堆積していました。
また、昭和51年に行われた調査区の一部も確認されています。

むつ市上野平遺跡5月27日調査風景

2020年5月27日

5月12日にむつ市上野平(うわのたいら)遺跡の調査が始まりました。遺跡は下北半島の陸奥湾に面した高台に位置します。天気が良い日には、対岸に岩木山を望むことができます。過去の調査では土師器・擦文(さつもん)土器・製塩土器や中世の人骨・珠洲(すず)焼の擂鉢(すりばち)などが見つかっています。今回の調査でも、それらの出土が期待されます。

発掘調査へ »

ページのトップへ戻る