縄文時代も終わりに近づくと、このような繊細な文様が描かれた土器が登場します。「変形工字文(こうじもん)」と呼ばれるこの文様は、弥生(やよい)時代に移り変わろうとしている頃のもので、重要な研究対象になっています。それにしても優美なこの形、文様、「ラスト縄文」に相応(ふさわ)しい土器です。【所蔵:新郷村教育委員会】