2020年12月4日
吹越(2)遺跡では、縄文時代の溝状土坑10基を検出しました。動物を追い込み、狩りをするための落とし穴と考えられています。検出した溝状土坑の多くは長軸が北東方向を向いていました。長さ約3~4m、幅約30~50㎝と細長い形が多いですが、両端が広がる溝状土坑も見つかりました。遺物は縄文時代の石器が出土しました。溝状土坑が確認され、遺物が極めて少ないことから、本調査区の範囲は、縄文時代に狩猟場として使われていたことが判明しました。溝状土坑は今回の調査区外にもつづいていくと思われます。
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![横浜町吹越(2)遺跡12月4日1枚目](images/2020fukkoshi2_1204_1.jpg)
長軸が北東報告を向く溝状土坑
![横浜町吹越(2)遺跡12月4日2枚目](images/2020fukkoshi2_1204_2.jpg)
両端が膨らむ溝状土坑
2020年7月3日
![横浜町吹越(2)遺跡7月3日1枚目](images/2020fukkoshi2_0703_1.jpg)
5月7日から始まった吹越(2)遺跡の発掘調査は、6月26日で無事終了しました。写真はドローンを使用して撮影した遺跡の遠景です。画面中央のやや下に調査区が見え、陸奥湾の向こうには釜臥山が見えます。
![横浜町吹越(2)遺跡7月3日2枚目](images/2020fukkoshi2_0703_2.jpg)
遺構は縄文時代の溝状土坑(落とし穴)を10基検出しました。調査の結果、吹越(2)遺跡は狩猟場として利用されていたことがわかりました。
2020年6月10日
![横浜町吹越(2)遺跡6月10日](images/2020fukkoshi2_0605.jpg)
吹越(2)遺跡は遺構検出作業が終了し、溝状土坑(落とし穴)が9基見つかりました。現在、溝状土坑の調査を行っています。写真は溝状土坑の調査風景です。
2020年5月21日
![横浜町吹越(2)遺跡5月21日1枚目](images/2020fukkoshi2_0521_1.jpg)
吹越(2)遺跡は5月7日から調査を開始し、順調に遺構検出作業を行っております。細長く帯状に黒い土が見えますが、トレンチャーと呼ばれる農業機械による現代の耕作痕です。
![横浜町吹越(2)遺跡5月21日2枚目](images/2020fukkoshi2_0521_2.jpg)
重機による表土除去が8割ほど終了しました。縄文時代の溝状土坑(落とし穴)が、これまで4基見つかっています。