2020年12月4日
焼畑(2)遺跡からは縄文時代後期前葉の土器・石器が出土し、同時代と思われる焼土遺構が確認され、奥戸川近くの津軽海峡を臨む高台には、約4,000年前の人々の営みがあったことが明らかになりました。出土土器の中には、文様が北海道の土器に似通ったものも見られ、北海道と何らかの関係あった可能性が想像されます。
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調査状況(南から)
2020年10月7日
焼畑(2)遺跡の発掘調査は9月30日に終了しました。
遺構は遺物集中地点が1カ所あり、調査していくと焼土遺構が1基確認されました。遺物は縄文時代後期前葉の土器・石器が段ボール箱で6箱出土しました。
奥戸川近くの津軽海峡を臨む高台には、約4,000年前の人の営みがあったことが明らかになりました。
2020年9月4日
表土を取り除いたところ、縄文時代の土器・石器が出土しました。出土地点に白い串をたてています。一部には集中する箇所も認められます。土器は、縄文時代後期前葉のものが主体と考えられます。
石器は剥片がほとんどですが、有孔石製品も出土しています。
2020年8月18日
8月4日に焼畑(2)遺跡の調査が始まりました。遺跡は奥戸(おこっぺ)川左岸の標高30m程の段丘に位置し、遺跡に至る道路からは津軽海峡を臨むことができます。表土を除去し、掘り下げを開始しました。縄文時代後期前葉と思われる土器片が出土しています。