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イベント


夏休みに考古学者になろう!(2025)

 令和7年度「夏休みに考古学者になろう!」を7月30日、8月16日に開催しました。県内各地の小学5年生から高校生とその保護者の計43名の参加者を迎えての開催となりました。発掘体験では天気が少し崩れる場面も見られましたが、気温も丁度よく、無事に体験を終了することができました。

1日目 発掘体験(7月30日)

 六ケ所村の弥栄平(1)遺跡で行いました。調査担当から遺跡の説明を聞いた後、遺跡の発掘体験を行いました。


開会の挨拶

開会式の挨拶

 発掘現場に集合し、本日のイベントスケジュールを聞きました。

弥栄平(1)遺跡の概要説明

弥栄平(1)遺跡の概要説明

 担当職員から弥栄平(1)遺跡の概要を聞きました。弥栄平(1)遺跡は縄文時代の遺跡で、発掘していると縄文土器の破片がたくさん出てきていると説明を受けました。

発掘の様子1

発掘体験1

 遺物に注意しながら慎重に土を掘り進めています。

発掘の様子2

発掘体験2

 土を掘っていると‥土器が出てきました。 

撮影の様子1

発掘体験3

 自分で掘った遺物の記録写真の撮影をしました。

撮影の様子2

遺物の解説

 午後は縄文時代の遺物を見学し、それぞれの遺物についての解説を聞きました。

遺物見学

発掘成果報告会

 参加者の皆さんが撮影した遺物の写真をスライドで上映し、遺物の説明を聞きました。


2日目 研究体験(8月16日)

 青森県埋蔵文化財調査センターで研究体験を行いました。施設見学や実際に遺跡から出土した土器を使って接合や拓本、実測を体験しました。土器片と全体の形がわかる土器を観察し年代を調べました。みなさん初めてとは思えないほど上手でした。


開会の挨拶2

開会の挨拶

 埋蔵文化財調査センターの多目的室で行いました。

作業見学

施設見学

 センター内の実際の作業場の様子を見学しました。

作図説明1

土器の接合体験

 本物の土器を組み立てていきます。

作図説明2

土器の拓本体験

 少しずつ墨をつけて、土器のもようを写し取ります。

作図の様子1

土器の実測体験1

 職員から土器の図を描くための説明を聞き、実測の作業に取りかかります。

作図の様子2

土器の実測体験2

 実際にとった土器の拓本と断面図です。

作図の様子2

土器の観察・解説

 自分が実測した土器がどの年代かを予想し、それぞれの土器についての解説を聞きました。


「夏休みに考古学者になろう!」にご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした。今回の体験をきっかけに遺跡や発掘や考古学に興味をもって、将来、遺跡や発掘の仕事に携わる方が出てきたら大変うれしいです。また本イベントの実施にあたりご協力いただいた方々にも、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。