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イベント


夏休みに考古学者になろう!(2024)

 令和6年度「夏休みに考古学者になろう!」を7月24日、25日に開催しました。県内各地の小学5年生から中学生とその保護者の計21名の参加者を迎えての開催となりました。途中、天気が崩れることがありましたが、無事に体験を終了することができました。

1日目 発掘体験(7月24日)

 つがる市の吉田遺跡で行いました。調査担当から遺跡の説明を聞いた後、遺跡の発掘体験を行いました。


開会の挨拶

開会式の挨拶

 発掘現場に集合し、本日のイベントスケジュールを聞きました。

米山(2)遺跡の概要説明

吉田遺跡の概要説明

 担当職員から吉田遺跡の概要を聞きます。吉田遺跡は平安時代の遺跡で、発掘していると木製品が出る可能性があると説明を受けました。

発掘の様子1

発掘体験1

 遺物に注意しながら慎重に土を掘り進めています。

発掘の様子2

発掘体験2

 土を掘っていると‥土器が出てきました。 

撮影の様子1

発掘体験3

 子供も大人も気がつけば みんな夢中になって掘っていました。

撮影の様子2

遺物の解説

 午後は平安時代や縄文時代の遺物を見学しました。

遺物見学

遺物の洗浄

 これまで吉田遺跡で見つかった遺物をブラシを使って洗いました。


2日目 研究体験(7月25日)

 青森県埋蔵文化財調査センターで研究体験を行いました。施設見学や実際に遺跡から出土した土器を使って接合や拓本、実測を体験しました。次に土器片と全体の形がわかる土器を観察し年代を調べました。みなさん初めてとは思えないほど上手でした。


開会の挨拶2

開会の挨拶

 埋蔵文化財調査センターの多目的室で行いました。

作業見学

施設見学

 センターの中で仕事をしている様子を見学しました。

作図説明1

土器の接合体験

 本物の土器を組み立てていきます。

作図説明2

土器の拓本体験

 少しずつ墨をつけて、土器のもようを写し取ります。

作図の様子1

土器の実測体験1

 職員から土器の図を描くための説明があり、みなさん真剣に説明を聞いていました。

作図の様子2

土器の実測体験2

 先ほどとった土器の拓本と 断面図です。

年代調査

土器の観察

 自分が実測した土器を全体の形がわかる土器と比較、観察して年代を調べました。


「夏休みに考古学者になろう!」にご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした。今回の体験をきっかけに遺跡や発掘や考古学に興味をもって、将来、遺跡や発掘の仕事に携わる方が出てきたら大変うれしいです。また本イベントの実施にあたりご協力いただいた方々にも、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。