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イベント


夏休みに考古学者になろう!(2018)

第17回「夏休みに考古学者になろう!―発掘調査・出土品整理・研究体験―」を開催しました

下北地域で初めての開催となった「夏休みに考古学者になろう!」でしたが、無事に体験を終了することができました。

1日目 発掘体験


2018(平成30)年7月26日、風間浦村古野(2)遺跡を会場に、計38名の参加者を迎えての開催となりました。調査担当から遺跡の説明を聞いた後、実際に遺跡を掘る体験を行いました。


開会の挨拶
開始の挨拶

現場事務所前に集合し、これからの流れ等を説明しました。


遺跡の概要説明
遺構の解説

担当職員から調査の成果を踏まえた古野(2)遺跡の概要や遺構の状況を聞きます。


古代の解説
遺物の解説

天気が良かったので、遺物の解説を発掘現場で行いました。


発掘体験1
発掘体験1

縄文時代の遺構周辺をグループ毎に分かれて掘り始めました。


発掘体験2
発掘体験2

暑い中、参加者の皆さんは一生懸命掘り進めていきました。


土色帖の使い方
土色帖の使い方

遺跡で掘った土の色は何色でしょうかか?それを調べる「土色帖」を使って土の色を記録していきました。


測量体験
測量体験

保護者の方と共同作業で、遺跡の土がどのように堆積していたのかを記録する測量体験を行いました。


出土遺物の写真撮影
出土遺物の写真撮影

今回の発掘体験では残念ながら、あまり遺物が出土しませんでした。幸運にも遺物が出土した方は、実際に使用する撮影機材で写真撮影体験を行いました。



2日目 出土品整理・研究体験


2019(令和元)年7月25日、七戸町中央公民館を会場に、計14名の参加者を迎えての開催となりました。土器の接合・復元体験、拓本体験、そして圧痕レプリカ作成体験を行いました。

開始の挨拶
開始の挨拶

風間浦小学校の理科室をお借りしました。


土器の接合・復元体験1
土器の接合・復元体験1

本物の土器を組み立てていきます。


土器の接合・復元体験2
土器の接合・復元体験2

保護者の方との共同作業が上手に組み立てるポイントかもしれません。


拓本体験
拓本体験

画仙紙と呼ばれる紙で土器を包み、拓墨をたんぽにつけて、少しずつ文様を浮き上がらせます。


圧痕レプリカ作成体験1
圧痕レプリカ作成体験1

練習用の体験セットを使用しています。素早くシリコンを混ぜ合わせて、圧痕に流し込みます。


縄文原体作成実演
縄文原体作成実演

シリコンが固まるまでの間、縄文のもとになる縄(縄文原体)の作り方を解説しました。


圧痕レプリカ作成体験2
圧痕レプリカ作成体験2

シリコンが固まったら丁寧に剥がしていきます。うまく圧痕がとれたかな?


発表会
2日目発表会

最後に、今日学んだこと、感じたことを一人ずつ発表してもらいました。