発掘調査速報

八戸市法霊林遺跡

八戸市法霊林遺跡8月24日_1

2020年8月24日

7月で馬淵川に面した調査区の調査が終了しました。この調査区では、奈良時代の竪穴建物跡5棟、溝跡1条、縄文時代早期の円形落し穴1基が確認されました。この場所は縄文時代には狩猟の場として使われ、奈良時代には集落が営まれていたことがわかりました。

八戸市法霊林遺跡8月24日_2

7月からは国道104号線に面した調査区の精査を開始しました。

八戸市法霊林遺跡8月24日_3

奈良時代から平安時代の竪穴建物跡4棟と縄文時代の円形落し穴1基、溝状土坑1基が検出されています。

八戸市法霊林遺跡8月24日_4

奈良時代の竪穴建物では、カマドを構築する際に土師器(はじき)の甕(かめ)や石を芯材(しんざい)にしていました。写真手前の横たわっている石は天井材として使われていたと考えられます。その上には土師器の甕が2個倒れて出土しています。この二つの甕はカマドに掛けて煮炊きに使われていたものと考えられます。

八戸市法霊林遺跡7月3日_1

2020年7月3日

6月は検出した遺構の精査を進めました。

八戸市法霊林遺跡7月3日_2

竪穴建物跡は1辺5~6mの大型と、1辺2~3mの小型の2種類があります。どの建物も北西側の壁にはカマドがつくられていました。大型の建物の床では4本の柱の痕跡が確認されました。

八戸市法霊林遺跡7月3日_3

カマド付近からは、土師器の坏(つき)や甕(かめ)などの遺物が出土しました。中にはミニチュアの土器や、糸を撚(よ)る際に使用する紡錘車(ぼうすいしゃ)が出土した建物跡もあります。

八戸市法霊林遺跡5月27日

2020年5月27日

5月12日から八戸市法霊林(ほうりょうばやし)遺跡の調査を開始しました。調査区のうち馬淵川に面した区域でカマドをもつ竪穴建物跡3棟と土坑1基がみつかりました。竪穴建物跡からは奈良時代の土師器が出土しています。これから建物跡などを掘り下げて、詳しく調査していきます。

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