発掘調査速報

七戸町舟場向川久保(2)遺跡

2020年8月13日

舟場向川久保(2)遺跡の調査は7月31日に終了しました。5月からの調査で、縄文時代前期以前の円形落し穴55基、弥生時代の可能性がある土坑墓10基、弥生時代前期後葉~中期の土器埋設遺構1基、平安時代の竪穴建物跡1棟、円形周溝1基、井戸の可能性がある性格不明遺構1基などが確認されました。遺物は弥生土器や土師器などが主に出土しており、中でも特筆されるのは弥生時代と考えられる管玉が1つの土坑から約130点出土した点です。縄文時代には狩猟場、弥生時代には墓域、平安時代には居住域や墓域であったと考えられ、長きにわたり人々に使用された場所であることがわかりました。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡8月13日-1

遺跡の遠景写真です。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡8月13日-2

人が立っているところは、すべて縄文時代の落し穴と考えられます。斜面の等高線に沿って並んで作られています。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡8月13日-3

管玉の出土状況です。お墓と考えられる土坑の底面付近では特にまとまって出土しました。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡8月13日-4

大きさは1cm程度です。緑色で、碧玉製と考えられます。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-1

2020年7月3日

6月は重機での表土除去作業が終わり、遺構の検出作業がおおむね完了しました。これまでに、竪穴建物跡、落とし穴や墓と考えられる土坑、土器埋設遺構、円形周溝などを確認しました。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-2

竪穴建物跡と考えられる遺構には、火山灰の堆積が確認できます。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-3

土器埋設遺構は弥生時代のものと考えられます。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-4

精査を進めている土坑では、底面で逆茂木(さかもぎ)と呼ばれる杭の痕跡を確認しました。これらの遺構は、沢を囲むように作られた落とし穴と考えられます。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-1

2020年5月22日

舟場向川久保(2)遺跡は5月7日から調査を開始しました。表土を掘削し、遺構を探す作業を進めています。

七戸町舟場向川久保(2)遺跡5月22日-2

土坑が数基確認されました。量はわずかですが土器片も出土しています。

発掘調査へ »

ページのトップへ戻る